そもそもどういうこと?

頭自体の容積が小さく、従って顔の表面積も小さいという顔は、文句なく「小顔」と言えます。逆に頭自体の容積は同じでも、顔のパーツが立体的であれば顔の表面積も小さくなりますから、これも「小顔」と言えます。

頭の大きさが一緒なのに、何故か顔が大きく見える(もしくは小さく見える)というのは、この「立体的である」ということがキーワードになってきそうです。

顔が大きいと言っても、全てのパーツが広がっているわけではありません。実際には顔の中心部分が開いていることはほとんどなく、広がって見えるのは実は輪郭の外側わずか数ミリの部分。それこそが「大顔」な印象に見せる要因の1つなのです。なぜ目じりから外側の部分が外に張り出すのか、その原因は頭の形にあります。(これが典型的な日本人顔)。

分かりやすくするために、逆の方向から説明します。なぜ典型的な欧米人の顔は「小顔」に見えるのでしょうか。それは頭が横から押しつぶされ、立体的な顔になっているから。立体的だからこそ、額と頬骨の落差で「彫り」と口元が引っ込んだ顎のラインが生まれ、「小顔」に見せるのです。つまり欧米人の顔は前後に長く、横はスッキリしているから「小顔」印象になり、日本人顔は前後につぶれ、顔幅が広がっているから「大顔」印象になる、ということなのです。

1つの「大顔」脱出戦略が見えてきましたね。つまり、顔の面積は変わらなくとも「顔を立体的に見せれば小顔印象になる」ということ。目や口などのパーツを目立たせ、顔からはみ出している部分については影をつけることで立体的になり、総じて「小顔」な印象に見せられる、ということなのです(「ヘアメイクで印象を変える」参照)。

単純なダイエットでは「小顔」にはなれない

もちろん、顔についたムダ肉を落としたりむくみを取り除いたりすることは「小顔」づくりの大切な要因。でも単純なダイエットだけでは顔の輪郭の外側に出た部分がそぎ落とされるわけではありませんから、表面積はさほど変化するはずもなく…。

むしろ肉だけを落としすぎてしまったら、かえってやつれて見える要因にも。小顔対策は、ダイエットとプラスアルファの専用対策を行わなければ意味がなさそうです(「小顔のための生活習慣」参照)。

「小顔」=「キレイ」ではない

「小顔」になればキレイになり、望む人生を手に入れられるか。残念ながらそれはYesとは言い切れません。

そもそも「小顔」=「キレイ」ではないから。厳しいことを言うようですが、すべての大顔要素を排除して顔が立体的になっても、それが目指していた「キレイ」かどうかは別の問題。どんな人でも小顔になりさえすれば女優さんのような顔をゲット出来るか…。決してそんなことはありません。

女優さんのあの顔は天然由来の素材に本人の努力(「大顔」要因となる生活習慣を排除し、むくんだり太ったりしないようにしている、など)と人生経験が積み重なって維持されているものなのですから。それを自覚した上で、個人個人の目指すべきキレイと小顔をどう作っていくか、これこそが大切なテーマなのです。